Zero-gravity Sports

NYで展示した「PLAY」に続いて日本で行ったインスタレーション「無重力スポーツ」。スケーターやスケート雑誌編集者にインタビューして、東京の有名なスケボー禁止スポットを聞き出し、それを会場に実寸大で再現した。いわば写真を撮るように、そのまま立体としてつくったのだ。この時に感じたのが、作品そのものよりも、スケーターやランプハウス、編集者たちに会ってプロジェクトをつくっていく、そのプロセスやつながりが面白いということだった。そして、この頃から写真のように止まった作品ではなく、そうした「つながり」そのものをつくっていけないかと考えはじめた。

TOKYO ART JUNGLE、東京国際フォーラム、2002